ストレスで体に異変が起きる前に


職場内でのストレスが原因で体調に異変が起きてしまい、体に動悸やめまい、息苦しさといった症状が出てくる場合があります。さらに乗り物や人が多いところを避けたくなるような症状が見られるパニック障害を皮切りに、症状が悪化してしまうと、うつ病にまで進展することもありえます。

仕事やプライベートなど環境面において適正なバランスが取れていなければ、こうしたストレス性の疾患を抱えてしまうことがあります。責任感が強く、仕事ができる人ほどこうした症状を発症しやすいと言われています。もし今の職場に不満を感じ、結果的にプライベートも充実していないと感じているなら、環境を変える手段として転職を考えてみることもいい方法です。

もし待遇面などで不満を感じているがゆえに、他の職に就くことを考えているというのであれば、会社側から待遇面での改善案を出してくる場合もあります。自分で全て決めて行動のではなく、不満を上司に相談をして会社側で行っていただける事柄全てを行い、最善を尽くしてそれでもまだ不満があるならば転職という手段を取った方がいいでしょう。

うつ病にならないポイントはストレスの限界までは我慢しないことです。そして今の職場に対して不満があるなら相談をして改善案を出してもらう、あるいは改善案がなければ有給休暇や退職金制度、失業保険などをよく確認、利用をした上で退職し新たな仕事を探すことです。たった一つしかない大切な体を壊してしまっては本末転倒です。体に異変が出て来つつあるならば自分の身辺チェックを行い、適正な状態に環境を整えることが大切です。うつ病になりやすい人には、一人で抱え込んで我慢をしやすい特徴を持っています。そうした自分を変えるために大切なのは、日頃どのような思考をしているのかを客観的に見ることです。いつもつまづくパターンから心のクセを明確化するためにも、ストレスを感じる要因を調べてみるといいでしょう。