介護を続けるには息抜きが必要!


近年、よくメディアでも耳にするのが介護うつです。高齢社会の日本では、自宅で介護を行っている人が多くいます。中には、ヘルパーさんに手伝ってもらう人もいるかもしれません。介護は程度に差こそあれ、基本的には重労働です。加齢の影響で動けなくなるため、介護しても良い方向に症状が改善することはあまりなく、精神面でも疲労が溜まってしまいます。「なんで自分ばかりこんなにつらい思いをしなければならないのか」と思うのは不思議ではありません。

介護をしている人は、ストレスを解消するために一日でもそのことを忘れ趣味等でリラックスする時間を作ることが大切です。リラックスのポイントはたとえ10分であってもその間は介護のことを忘れることです。音楽や読書に没頭したり、少し外に出て気分転換をしたり、お気に入りの紅茶でリラックスする等、自分に合ったストレス解消方法を見つけてみましょう。また、「なぜ自分ばかりが」と悲観に考えがちですが、そういった考えに支配されるとリラックスをする時間を作ったとしても、辛い現状のことが頭から離れないものです。「自分ばかり」と考えすぎず、地域の人との交流やインターネットでの交流等を通じて、介護仲間を見つけましょう。辛くて苦しいのは自分だけではないと再確認することができるだけでなく、お互いにアドバイスをし合って支え合うことができます。

人は息抜きの時間がなければ生きていけません。毎日ほんの少しの時間であっても仕事の疲れを忘れ、リラックスする時間を作ることを心がけ実行しましょう。週に1回だけでもヘルパーさんにお願いするなどして、きちんと自分の時間とのバランスを取ることが重要です。そうすることで、身体面による疲れだけでなく心理面にも余裕ができ、悲観的な思考を減らすことができるはずです。